大館・山瀬小で新聞教室 紙面構成、書き方学ぶ

リード文の作成に挑戦する児童

 秋田魁新報社の新聞教室が4日、大館市の山瀬小学校(116人)で開かれた。4年生18人が、新聞の特徴や紙面ができるまでの工程などについて理解を深めた。

 新聞教室は、児童が国語の授業で取り組む新聞作りに生かそうと開催。同社NIE・読者交流部の担当者が紙面の構成や読み方、記事の書き方などを説明した。児童は初め、4日付の新聞を1枚ずつめくりながら内容を確認。面によって掲載されている記事の種類が異なり、多様な情報が得られることを学んだ。

 また、見出しや写真、図表の役割のほか、新聞の特徴であるリード文(第1段落)に大切なことを盛り込む文の書き方を学習。重要な記事を紙面上のどこに配置したら読者の目を引くのかといった割り付けについても学んだ。

 このほか、1枚の写真を基に記事を書く実習も行った。児童は「写っているのは誰ですか」「いつ、どこで行われましたか」などと担当者に“取材”し、熱心にメモを取るなどしていた。

 田邊昊(そら)君は「新聞には、割り付けなど読んでもらう工夫があることを知った。今回学んだことを自分たちの新聞にも生かしたい」と感想を述べた。

(2022/07/05 秋田魁新報掲載)