第11回新聞きりぬきコンクール・最優秀作品と講評
秋田魁新報から気になる記事を切り抜いて作品をつくる「第11回新聞きりぬきコンクール」(秋田魁新報社主催)の審査がこのほど、秋田市の秋田魁新報社で行われました。▽小学校4年生以下▽小学校高学年▽中学生▽高校生・一般▽特別支援教育―の5部門に計191点の応募があり、36点が入賞しました。
「令和」への改元にちなみ、新しい時代を展望したものをはじめ、災害や環境問題、秋田県の活性化など多彩なテーマの作品が集まりました。さまざまな角度からテーマに迫るなど、深く追求している姿がうかがえる作品もありました。各部門の最優秀作品を紹介します。
小学校4年生以下の部:最優秀賞
【講評】テーマは「今を生きる人」。東日本大震災など自然災害で大きな被害に遭いながらも、一生懸命に生きる人たちの記事を集めました。災害を風化させないという思いが伝わります。
小学校高学年の部:最優秀賞
【講評】秋田県で9月に開催された「全国豊かな海づくり大会」を切り口に、秋田の海の現状を探りました。問題点に迫りながらも、豊かさを後世に残していくことの大切さを訴えています。
中学生の部:最優秀賞
【講評】「令和」への改元がテーマ。「平成」の時代を振り返り、日本が世界で果たすべき役割など新しい時代を展望しています。「令和」という時代を担っていくという決意がうかがえます。
高校生・一般の部:最優秀賞
【講評】テーマは女性の生き方。自分の人生を振り返りつつ、新聞に登場したさまざまな女性の生き方に鋭く迫っています。「女」の付く漢字と記事を組み合わせるなどアイデアが光る作品です。
特別支援教育の部:最優秀賞
【講評】消費税の増税というタイムリーなテーマを取り上げています。増税の狙いや影響など多彩な記事から分析。学校で行ったアンケートも盛り込んでおり、テーマに対する関心の高さがうかがえます。
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