魁新報社で県高文連・学校新聞講習会 記事、見出しの基本学ぶ

グループに分かれ、記事の見出しを考える生徒たち

 県高校文化連盟新聞部会(部会長・仲山智秋田西高校長)の第25回学校新聞講習会が30日、秋田市の秋田魁新報社で開かれた。県内7校から、学校新聞の編集、制作に携わる生徒60人が参加。記事の書き方や見出しの付け方など、新聞作りの基本を学んだ。

 同社読者局の担当者が新聞記事の特徴を説明し、第1段落にニュースの要点を盛り込む文章構成について紹介。見出しの付け方や読者の目を引くレイアウトの工夫についても解説した。生徒たちは、学校新聞作りに生かそうと熱心にメモを取っていた。

 見出しを考案する演習ではグループに分かれ、4月22日付本紙に載った秋田内陸線の展望車両「秋田縄文号」が5カ月ぶりに運行を再開した記事を題材に、アイデアを出し合った。生徒たちは「『縄文号』の列車名が必要」「運行する狙いも入れた方が良い」などと意見を交わし、グループで一つの見出しを絞り込んで、それぞれ発表した。

 仲山部会長は「見出しは記事を読むきっかけとなる。(学校新聞でも)興味を持ってもらえるような魅力的な紙面作りに励んでほしい」などと総括。金足農高2年の伊藤一花さんは「9月に学校新聞の発行を目指している。記事の大事な要素を見出しにするなどを新聞作りに生かしたい」と話した。

(2024/05/31 秋田魁新報掲載)