• 新聞きりぬきコンクール

第16回新聞きりぬきコンクール・最優秀作品と講評

 秋田魁新報から気になる記事を切り抜いて作品を作る「第16回新聞きりぬきコンクール」(秋田魁新報社主催)の審査が1日、秋田市の秋田魁新報社で行われました。▽小学校4年生以下▽小学校高学年▽中学生▽高校生・一般▽特別支援教育の5部門に計135点の応募があり、32点が入賞しました。学校賞は横手市の増田中学校に決まりました。

 今回は今年の夏に行われたパリオリンピックや能登半島に大きな被害をもたらした地震や防災、秋田県の自然や人口減など幅広いテーマの作品が集まりました。関心を持ったテーマを多角的に考えて、意見をまとめたり、目を引くようにレイアウトを工夫したりと、個性がよく表れた作品がそろいました。

 各部門の最優秀作品を紹介します。

小学校4年生以下の部:最優秀賞

小学校4年生以下の部:最優秀賞

【講評】テーマは今年夏の大雨被害。地図を絡めたレイアウトで県内3地域の被害状況を分かりやすくまとめました。大きな雨雲や雷と組み合わせた見出しが目を引きます。記事をよく読み込んで、コメントを書いています。

小学校高学年の部:最優秀賞

小学校高学年の部:最優秀賞

【講評】JRの今と未来をテーマに据えました。秋田新幹線こまちや踏切などのイラスト、記事と文章をバランス良く配置し、めりはりの利いた紙面に仕上げています。記事を基に深く考えている様子がコメントから伝わってきます。

中学生の部:最優秀賞

中学生の部:最優秀賞

【講評】能登半島地震の記事から、災害対策の問題点をあぶり出す一方、被災地の再建への希望などを紹介。記事を基に、自分の意見をしっかりまとめました。見出しを色分けして配置するなど見やすく仕上げています。

高校生・一般の部:最優秀賞

高校生・一般の部:最優秀賞

【講評】「部活動地域移行」を取り上げました。記事を課題と成果の二つの視点で分けてレイアウトし、それぞれの内容を考察しています。現状を客観的にまとめる一方、部活動の主役となる生徒への思いが伝わってくる作品です。

特別支援教育の部:最優秀賞

特別支援教育の部:最優秀賞

【講評】秋田の四季を題材に、花や農産物、行事などさまざまな記事を集め、季節ごとに見やすく配置しています。グループの意見交換やまとめのコメントから考えが深まっていく様子が伝わってきます。

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