実践校に5校認定 県NIE推進協議会総会

 県内の教育関係者と新聞社・通信社でつくる県NIE推進協議会の2025年度総会が12日、秋田市の秋田魁新報社で開かれ、協議会のNIE実践校として県内の小中学校、高校の計5校を認定した。このほか、日本新聞協会が認定する実践校に7校を推薦することを決めた。

 NIE実践校は、協議会や新聞協会から購読料の補助を受け、授業で新聞を活用する。

2025年度の事業などを決めた県NIE推進協議会の総会

 総会には教育関係者や新聞社、通信社から会員ら14人が出席。外池智会長(秋田大大学院教授)は、情報メディアの多様化で新聞を取り巻く状況が厳しくなっていることに触れ、「NIE実践校であっても初めて新聞に触ったという子どもが多い。そもそも新聞とは何か。そのことが本質的に問われれば問われるほど、新聞の未来はあると思っている」とあいさつした。

 本年度の事業計画では▽7月31日、8月1日に神戸市で開かれるNIE全国大会への実践校教員の派遣▽教員向け「NIE研究会」の開催―などを決めた。

 役員改選では外池会長を再任した。任期は1年。

 本年度の実践校は次の通り。

 【県NIE推進協議会枠】向能代小(能代市)、西目小(由利本荘市)、十和田中(鹿角市)、雄勝中(湯沢市)、秋田北鷹高(北秋田市)

 【日本新聞協会枠】小坂小(小坂町)、山瀬小(大館市)、天王小(潟上市)、明徳小(秋田市)、小坂中(小坂町)、生保内中(仙北市)、横手明峰中(横手市)

(2025/06/13 秋田魁新報掲載)