
秋田魁新報社の新聞教室が20日、秋田市河辺の戸島小学校(鈴木高志校長)で開かれた。6年生10人が本紙記者から新聞記者の仕事内容ややりがいなどを学んだ。
教室は、将来の生き方や働くことの意義を考える総合的な学習の一環。秋田魁新報社社会部の二木佳奈記者(29)が、さまざまな分野のニュースを伝える新聞の構成や取材の段取りなどを説明。事件や事故、裁判の取材を担当している自身の一日の動きも紹介した。
記事を読んだ人から多くの反応があった時や秋田に貢献できていると実感した時にこの仕事の楽しさを感じるという二木記者。一方、取材相手の本音を引き出すために事前の勉強が必要なことや、間違った情報を発信しないために確認作業が欠かせないことなど大変さも伝えた。
続いて、児童たちは二木記者を相手に取材に挑戦。「特に心に残っている取材は何ですか」「ストレス発散方法を教えてください」など全員が質問し、熱心にメモを取っていた。学生のうちに取り組んだ方がいいことを問われた二木記者は「子どもの頃からいろんな分野に興味を持ち、さまざまなことにチャレンジしておくと、将来職業を選択する時にヒントになる」と答えた。
織山綺羅さんは「新聞記者は長い時間取材したことを分かりやすくまとめたり、記事に間違いがないか一文字一文字しっかり確認したりすることに驚いた」と話した。