第17回新聞きりぬきコンクール・最優秀作品
秋田魁新報から気になる記事を切り抜いて作品を作る「第17回新聞きりぬきコンクール」(秋田魁新報社主催、DICグラフィックス共催)の審査が10月27日、秋田市の秋田魁新報社で開かれました。▽小学校4年生以下▽小学校高学年▽中学生▽高校生・一般▽特別支援教育の5部門に計108点の応募があり、32点が入賞しました。学校を挙げて取り組んだ学校賞は、横手市の増田中学校に決まりました。
今回は、戦後80年やコメ不足、物価高、クマによる人身被害など時事ニュースに着目した作品のほか、秋田の祭りや特産、地域活性化など幅広いテーマの作品が集まりました。関心を持ったテーマを掘り下げたり、めりはりのあるレイアウトにしたり、読ませる工夫が伝わる作品があふれていました。
各部門の最優秀作品を紹介します。
小学校4年生以下の部:最優秀賞
【講評】テーマは「戦後80年」。戦争の体験者の証言を掲載している記事は、映画のフィルムようなデザインで囲うなどレイアウトを工夫しています。記事を基に「平和」について考えたことがコメントから伝わってきます。
小学校高学年の部:最優秀賞
【講評】「戦後80年」をテーマに戦争を伝える記事と平和について考える記事を、背景色を分けて配置するなど、デザインやレイアウトの工夫で読みやすく仕上げています。平和を願う気持ちをコメントにまとめています。
中学生の部:最優秀賞
【講評】横綱・大の里関についての記事をまとめました。大関の頃の記事と、横綱昇進後の記事を左右対称になるようにレイアウトするなど、細部まで工夫が光ります。大の里関の魅力を伝えたいという思いが伝わってくる作品です。
高校生・一般の部:最優秀賞
【講評】子どもたちが明るく前向きに生活できるような社会になるためにどうすればいいか、「支援」や「対策」などの視点で記事を分けてレイアウトしています。子どもたちの未来ために何が必要か深く考えたことが伝わります。
特別支援教育の部:最優秀賞
【講評】「秋田の未来を考える」をテーマに「地域活性化」と「伝統文化の継承」についての視点で記事を分け、見やすくレイアウトしています。記事を丁寧に読み込み、自分の考えをまとめていることがコメントから伝わります。
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