秋田市の戸島小で新聞教室 文章構成、レイアウト学ぶ

戸島小4年生が紙面制作の基本を学んだ新聞教室

 秋田魁新報社の新聞教室が28日、秋田市河辺の戸島小学校で開かれた。4年生9人が記事の書き方や紙面レイアウトの方法など新聞制作の基本を学んだ。

 新聞教室は、4年生が国語の授業で取り組む新聞作りに生かそうと開催した。同社読者局の担当者が28日付の本紙を参考に説明。ニュースの大切なポイントを第1段落(リード文)に書く文章構成や見出しの付け方、写真を紙面の中央に配置して読者の目を引くレイアウトの工夫などについて紹介。「一番読んでほしいトップ記事の見出しは大きくしましょう」とアドバイスすると、児童は元気よく「はい」と返事をしてメモを取っていた。

 稲刈りの様子を写した写真を見てリード文を書く演習にも挑戦。「いつ」「どこで」「誰が」といった必要な情報を担当者から聞き取り、9人全員が3分間の時間内でまとめ上げた。

 4年生は今後、テーマを決めて新聞作りに取り組む。正木虹哉(こうや)さんは「今まであまり新聞を読んでいなかったけれど、読み方や書き方のルールがよく分かったので、もっと新聞を読むようにしたい」と話した。(佐藤勝)

(2024/06/29 秋田魁新報掲載)