秋田魁新報から気になる記事を切り抜いてオリジナルの新聞を作る「第15回新聞きりぬきコンクール」(秋田魁新報社主催)の表彰式が18日、秋田市のさきがけホールで行われた。小学校4年生以下と同高学年、中学生、高校生・一般、特別支援教育の5部門で入賞した26の個人・グループ、学校賞の1校が表彰された。
入賞者ら約80人が出席。同社の阿部弘道読者局長と、共催の新聞インキメーカー・DICグラフィックス(本社・東京)の岡宏之・東北支店長が、賞状と副賞を手渡した。
式では審査委員長を務めた和田渉・県教育次長が講評。「記事やコメントから作者の真剣な思いや温かい気持ちが伝わってきた。作者と話しているような気持ちになり、言葉の力を感じた」と話した。
特別支援教育の部で最優秀賞に選ばれた秋田きらり支援学校中学部1年の福原毅士さんは、2年の佐藤舞桜さん、3年の齋藤結衣さんとともに「秋田の自然を未来へ」と題した作品を制作。福原さんは「今の秋田を知りたいという気持ちで、花や木、自然災害などの記事を集めた。秋田のイチゴ栽培など、たくさんの発見があった」と話した。
応募点数は計144点。入賞作品は、26日まで秋田市のさきがけホールで展示する(20日は休館)。開場は午前10時~午後5時(土日祝日は4時)。入場無料。