県高校新聞コンクール、優秀校に3校選出 能代と松陽、新屋

 県高校文化連盟新聞部会主催の第28回県高校新聞コンクールの審査会が31日、潟上市の秋田西高校で開かれ、優秀校に能代と能代松陽、新屋の3校が選ばれた。3校は岐阜県で来夏開催される全国高校総合文化祭に本県代表として参加する。

 県内12校の新聞部などが昨年10月~今年9月に発行した計12点を、元高文連新聞部顧問ら3人が審査。▽学校の特色が出ているか▽社会とつながる問題意識が見えるか―などを基準に選考した。

 能代の「校友時報」は、持続可能な開発目標(SDGs)の一環として校内で取り組むペーパーレス化を紹介。紙の使用量を他校と比較し、表や写真を使って分かりやすく分析した。能代松陽の「松陽新聞」は、空き家問題に焦点を当て、その活用に取り組んでいるNPO法人関係者にインタビューするなど意欲的で読み応えがある内容。新屋の「新屋高新聞」は、4年ぶりに制限を緩和して開催した学校祭のイベントを取り上げた。素材の選び方などが評価された。

 表彰式は11月21日、潟上市市民センター「かたりあん」で開く県高文連新聞部会の学校新聞研修会で行う。

 優秀校以外の結果は次の通り。

 ▽優良校=大館鳳鳴「大館鳳鳴高新聞」▽企画賞=能代「校友時報」▽割り付け賞=大館鳳鳴「大館鳳鳴高新聞」▽論説コラム賞=秋田「秋田高新聞」▽奨励賞=能代科学技術「能代科技高新聞」

(2023/11/01 秋田魁新報掲載)