新聞きりぬきコンクール、大澤さん親子(能代市)ら最優秀賞

各部門の入賞作を決めた「新聞きりぬきコンクール」の審査

 秋田魁新報から気になる記事を切り抜いて作品を作る「第15回新聞きりぬきコンクール」(秋田魁新報社主催)の審査が23日、秋田市の同社で開かれた。小学校高学年の部と高校生・一般の部では、大澤詩織さん(渟城南小5年)、大澤顕子さん(能代市)の親子がそれぞれ最優秀賞に選ばれた。

 ほかの部門の最優秀賞には、小学校4年生以下の部で澤井仁さん(朝倉小4年)、中学生の部で佐藤蒼維さん(横手北中1年)、特別支援教育の部では福原毅士さん・佐藤舞桜さん・齋藤結衣さん(秋田きらり支援学校中学部1、2、3年)の作品にそれぞれ決まった。学校を挙げて取り組んだ学校賞は、横手市の増田中学校が受賞した。

 今回は小学校4年生以下の部に8点、同高学年の部に12点、中学生の部に104点、高校生・一般の部に12点、特別支援教育の部に8点の計144点の応募があった。大雨やクマの被害など、県内で発生した災害や事件を取り上げた作品のほか、秋田犬や人工知能に着目するなど多彩な作品が集まった。

 審査委員長を務めた和田渉・県教育次長は「全部門を通して、思いや考えが伝わるメッセージ性の高い作品に目を引かれた。特に小学生の作品では、伝えたいことが明確に表現されていたり、説得力を持たせる工夫をしていたりして良かった」などと講評した。

 表彰式は11月18日、秋田市のさきがけホールで開催。会場では26日まで作品を展示する(20日は休館)。各部門の最優秀作品は11月5日付の「さきがけこども新聞」で紹介する予定。

 最優秀賞以外の入賞者は次の通り。(敬称略)

 【小学校4年生以下の部】▽優秀賞=太田舞羽(秋大付4年)、太田芽羽(同2年)▽佳作=藤原きずな(十文字3年)、藤井優愛(雄物川1年)、白澤梨々奈(広面3年)

 【小学校高学年の部】▽優秀賞=佐藤莉緒(朝倉5年)、遠藤岳(浅舞6年)▽佳作=阿部奏汰(飯島5年)、照井茉那(横手南5年)、佐藤盟紗(雄物川6年)、齋藤蘭(上北手5年)、鳥海蒼(秋大付6年)

 【中学生の部】▽優秀賞=冨樫美拓(増田3年)、佐々木琉莉・寺田栞理・山初希望・村田栞渚(横手南2、3年)▽佳作=加藤杏菜(雄勝1年)、奥山采音(増田2年)、柴田萌衣(雄勝1年)、高橋似南(増田1年)、佐々木歩花(八郎潟2年)、村田悠・加川麗愛(西目2年)

 【高校生・一般の部】▽優秀賞=工藤誠子(潟上市)、武田妙子(男鹿市)▽佳作=梅川和嘉子(美郷町)、髙田幸子(横手市)、二木初美(秋田市)、松江初音(大曲高1年)、樫尾和衛(大仙市)

 【特別支援教育の部】▽優秀賞=松本拓己(聴覚支援学校高等部専攻科2年)▽佳作=伊藤玲央(聴覚支援学校高等部専攻科2年)、佐藤利來・斉藤鈴(大曲支援学校小学部3、5年)

(2023/10/24 秋田魁新報掲載)