大館・山瀬小で新聞教室 児童、記事作成に挑戦

リード文の作成に挑戦する山瀬小の4年生児童ら

 秋田魁新報社の新聞教室が3日、大館市の山瀬小学校で開かれた。4年生18人が紙面構成や記事の書き方など新聞制作の基本を学んだ。

 新聞教室は、児童が国語の授業で取り組む新聞作りに生かそうと開催。同社読者局の担当者が同日付の紙面を示しながら説明した。児童は、見出しと記事のほか、写真やグラフィックなどで一つのニュースが構成されていることを確認。また、見出しを大きくしたり、写真を紙面の中央に配置したりと、読者の目を引くレイアウト(割り付け)の工夫についても理解を深めた。

 このほか、新聞記事の特徴であるリード文(第1段落)に、最も伝えたいことを盛り込む文章の書き方を学習。稲刈り体験の写真を見てリード文を書く演習では、「写っているのは誰ですか」「どこで行われましたか」など、児童が担当者に必要な情報を聞き取りし、全員がしっかりと書き上げた。

 4年生は今後、それぞれにテーマを決めて新聞作りに取り組む。安部莉月桜(りるは)さんは「記事を書くためには、普段から新聞を読むことも大切だと思った。新聞を作る時は、読む人のことを考えて、分かりやすく書くようにしたい」と話した。

(2023/07/05 秋田魁新報掲載)