羽城中2年生、意見文の書き方学ぶ  新聞記事、投稿参考に

記事や投稿を参考に意見文の書き方を学ぶ羽城中の生徒

 秋田魁新報社の新聞教室が7日、潟上市の羽城中学校で開かれた。2年生71人が本紙の記事や投稿を参考に、意見文の書き方を学んだ。

 教室は国語の授業の一環で、根拠の適切さを考えながら文章を構成する力を養うのが狙い。同社NIE・読者交流部の担当者が、序論で意見や主張を示し、理由や根拠を展開しながら結論につなげる書き方を説明した。

 生徒たちは、筆者の主張がある「説明的文章」と、小説などの「文学的文章」との違いや、主張の根拠を補強する具体例を盛り込む手法などを学んだ。また、本紙の投稿を例題に、説得力のある文章の特徴を確認。担当者が「テーマとする事実を正確に把握する」「言いたいことは一つに絞る」「平易な表現に努める」などとアドバイスすると、生徒は真剣な表情でメモを取っていた。

 生徒たちは今後、本紙記事からテーマを選んで意見文を書き、「声の十字路」欄に投稿する予定。門間太一さんは「文章の構成を考え、伝わりやすく書くことの大切さが分かった。これからも新聞を通じて感性を磨きたい」と述べた。

(2023/02/08 秋田魁新報掲載)