秋田魁新報社の新聞教室が27日、藤里町の藤里小学校で開かれた。5年生15人が新聞の役割や製作工程、記事の書き方などを学んだ。
同社大館支社の担当者が講師を務め、新聞は各種メディアの中でも信頼度が高いとされていることや、一目で多くの情報が見られる一覧性に優れていることなどを説明した。
児童は記事の書き方も学んだ。記事は伝えたいことから先に書く「逆三角形」の形になっており、最初の段落に最も伝えたいことが書かれていることを教わった。
その後、児童は宿泊体験学習や稲刈り、スキー教室など学校行事について記事を書くことに挑戦。「読む人に分かりやすく書くことを心がけて」「見たこと聞いたことをそのまま書いて」など、講師のアドバイスを心に留めながら書き進めた。
このほか、同社が配信を受けるなどしたスポーツや動物、風景などさまざまな一瞬を切り取った写真をモニターに映して紹介すると、児童は興味深そうに見入っていた。
小山聖來(みく)さんは「『いつ』『どこで』など5W1Hが記事には入っていることを勉強し、作文を書く時にも使いたいと思った」と話した。