秋田魁新報社の新聞教室が19日、井川町の井川義務教育学校で開かれた。4年生12人が紙面構成や記事の書き方、写真の撮り方などの基本を学んだ。
同社読者局の担当者が同日付の紙面を示しながら説明。児童はページをめくって政治や経済、社会などのジャンル別に各面が構成されていることを確認した。トップ記事の見出しを大きくしたり、写真を紙面の真ん中に配置するなど、読者の目を引く割り付けの工夫についても学んだ。
また、新聞記事の特徴として、読者に最も伝えたい事実が第1段落(リード文)に盛り込まれていることを学習。稲刈り体験の様子を写した写真を基に、第1段落を書くことにも挑戦した。
このほか児童は、記事と同様、写真にも事実を読者に分かりやすく伝える狙いがあることを学んだ。複数ある写真の中から、記事に最も合うものを選ぶ演習などを通じ、記事と写真の関係にも理解を深めた。
4年生は今後、学んだことを踏まえて新聞作りに取り組むという。鈴木太智君は「記事をどのように書き、写真をどう撮れば読み手に伝わりやすくなるのかがよく分かった」と感想を述べた。