秋田魁新報社の新聞教室が21日、北秋田市の前田小学校で行われた。5、6年計17人が、取材や紙面作りなど新聞ができるまでの工程を学んだ。
児童は配られた同日の朝刊を見ながら、同社読者局の担当者の説明に耳を傾けた。各面の特徴のほか取材、出稿、紙面レイアウト、印刷、配達といった作業の流れを学習。電子化が進む前は紙にレイアウトを手書きしていたことや、新聞原稿は序盤に大切な要素を盛り込むことを教わった。
児童からは「編集会議で決まった構成内容を変更することはあるのか」「災害が起きた時の取材で大変なことは」「どうして新聞社に就職したのか」などの質問が出た。
6年の工藤音羽さんは「パソコンがない時代は新聞を作るのが大変だっただろう。朝早くから夜遅くまで仕事していることも分かり、新聞が発行されることに感謝しながら読みたい」と話した。