秋田県高校文化連盟新聞部会主催の第27回県高校新聞コンクールの審査会が31日、秋田市のアルヴェで開かれ、金足農の「金農高新聞」が最優秀賞に選ばれた。優秀賞は能代の「校友時報」と新屋の「新屋高新聞」。3校は、鹿児島県で来夏開催される全国高校総合文化祭に本県代表として参加する予定。
10校の新聞部や出版委員会などが、昨年10月~今年9月に発行した計10点を元高文連新聞部顧問、新聞部会常任委員会メンバーら9人が審査。▽学校の特色が出ているか▽社会とつながる問題意識が見えるか―などを基準に選考した。
最優秀賞の「金農高新聞」は、地域に根ざした学校の取り組みを前面に打ち出し、読者の目を引きつける見出しなど、紙面構成に工夫が見られる点が評価された。
優秀賞の「校友時報」は、学業や進路など生徒の関心が高いテーマの企画や、英語での記事など新たな手法に挑戦した。「新屋高新聞」は、新制服の話題を切り口にジェンダーレスについて論じるなど、社会に目を向けていることが評価された。
表彰式は、21日に秋田市のアルヴェで開く県高文連新聞部会の学校新聞研修会で行う。
最優秀賞、優秀賞以外の結果は次の通り。
▽優良賞=横手「あをくも」▽企画賞=秋田西「秋田西高新聞」▽論説賞=横手「あをくも」▽コラム賞=金足農「金農高新聞」▽奨励賞=横手・定時制課程「青雲館新聞」