秋田魁新報社の新聞教室が8日、井川町の井川義務教育学校(215人)で開かれた。7年生32人が、新聞の特徴や紙面構成などについて理解を深めた。
新聞教室は、「総合的な学習」で生徒が取り組んでいる新聞作りに生かそうと開催。同社NIE・読者交流部の担当者が記事の読み方や書き方、レイアウトの手法などを説明した。
生徒は、正確で分かりやすい見出しの大切さや、写真が読者の目を引く役割を果たしていることのほか、リード文(第1段落)に最も伝えたいことを盛り込む記事構成を学んだ。また、記事を紙面のどこに配置したら、より多くの人に読んでもらえるか、といった割り付けの工夫についても理解を深めた。
生徒は、見出しを付ける演習にも挑戦。記事の中から大事な言葉を見つけ出し、正確さと分かりやすさを心がけながら考案していた。安田希音(のん)さんは「正確な情報を責任を持って伝えることが大事だと思った。次に新聞を作るときはリード文に大切なことをまとめ、見出しの付け方にも気を配りたい」と感想を述べた。