新聞きりぬきコンクール、15個人・グループを表彰

最優秀賞、優秀賞の受賞者に賞状などが贈られた表彰式=秋田市のさきがけホール

 秋田魁新報から気になる記事を切り抜いてオリジナルの新聞を作る「第13回新聞きりぬきコンクール」(秋田魁新報社主催)の表彰式が20日、秋田市のさきがけホールで行われた。小学校4年生以下と同高学年、中学生、高校生・一般、特別支援教育の5部門で最優秀賞、優秀賞を受賞した15の個人・グループと、学校賞の1校が表彰された。

 受賞者ら約50人が出席。同社の鹿川公利執行役員読者局長が、共催の新聞インキメーカー・DICグラフィックス(本社東京)の木村勝則・東北支店長と共に、受賞者に賞状と記念品を手渡した。

 式では審査委員長を務めた石川政昭・県教育次長が講評。「多彩な切り口からテーマを捉えた作品が多かった。解決策を探るなど考えを深め、地域や世界がより良くなってほしいという願いが伝わってきた」などと話した。

 小学校4年生以下の部で最優秀賞に選ばれた由利本荘市の大内小学校4年、小松惇大さんは農業をめぐる課題と共に解決策などをまとめた。小松さんは「農業をしているおじいさんから、若い農家が少なくなっているという話を聞いたのがきっかけ。若い人が参加して盛んになってほしいと思いながら取り組んだ」と話した。

 今回の応募は計228点で、佳作を入れた入賞作品は37点。入賞作品は28日までさきがけホールで展示する(22日は休館)。開場は午前10時~午後5時。入場無料。

(2021/11/21 秋田魁新報掲載)