県NIE推進協議会総会 実践校6校を認定

 県内の教育関係者と新聞社・通信社でつくる県NIE推進協議会の2021年度総会が14日、新型コロナウイルス対策のためオンラインで開かれた。本年度の協議会のNIE実践校として6校を認定、役員改選で新会長に外池(とのいけ)智秋田大教授を選んだ。

 06年度から会長を務めた阿部昇・秋田大大学院特別教授は退任する。外池会長は「GIGAスクール構想が進められる中、新しい形で新聞や情報を教育と結び付けて発信していくことも重要。これまでのNIE活動の積み重ねを継承し、さらに発展させていきたい」とあいさつした。役員の任期は1年。

 本年度の県内のNIE実践校は、日本新聞協会が認定した7校と合わせて13校。実践校は、協議会や協会から購読料の補助を受け、授業で新聞を活用する。

 本年度の事業計画は、▽8月16、17日に札幌市で開かれるNIE全国大会への実践校教員の派遣▽教員向けの「NIE研究会」の開催▽教員らによる自主的な会合「NIE学習会」の支援―などを決めた。

 21年度の実践校は次の通り。

 【県NIE推進協議会枠】小坂小、小坂中(以上小坂町)、五城目第一中(五城目町)、井川義務教育学校(井川町)、大曲高(大仙市)、岩城小(由利本荘市)

 【日本新聞協会枠】山瀬小、釈迦内小(以上大館市)、能代第一中(能代市)、美郷中(美郷町)、浅舞小、横手明峰中(以上横手市)、羽後中(羽後町)

(2021/06/15 秋田魁新報掲載)