秋田魁新報から気になる記事を切り抜いてオリジナルの新聞を作る「第12回新聞きりぬきコンクール」(秋田魁新報社主催)の表彰式が21日、秋田市のさきがけホールで行われた。小学校4年生以下と同高学年、中学生、高校生・一般、特別支援教育の5部門で入賞した37の個人・グループ、学校賞の1校が表彰された。
入賞者ら約110人が出席。同社の鹿川公利執行役員読者局長が、共催の新聞インキメーカー・DICグラフィックス(本社東京)の木村勝則・東北支店長と共に、入賞者に賞状と記念品を手渡した。
式では審査委員長を務めた石川政昭・県教育次長が講評。「さまざまなテーマの作品が寄せられ、どの作品からもその人の強い思いが感じられた。作品作りを通して得た社会への関心を、これからも大切にしてほしい」などと話した。
小学校4年生以下の部で最優秀賞に選ばれた十文字第一小学校4年の深澤小晴さんは、「えがおリンピック2020」と題して、新型コロナウイルス下にあって、前向きに取り組む人の記事を集めた。深澤さんは、「新型コロナの中で暗いニュースが多く、笑顔の記事を集めて楽しいニュースを届けたいと思った。笑顔のマークで隙間を埋めたりして工夫した」と話した。
応募点数は計250点で過去最多。入賞作品は、29日まで秋田市のさきがけホールで展示する(23日は休館)。開場は午前10時~午後5時。入場無料。