県NIE推進協議会の2019年度総会が2日、秋田市の秋田魁新報社で開かれ、協議会のNIE実践校として小中学校、高校の計5校を認定した。県内の本年度の実践校は、日本新聞協会の認定校7校と合わせて計12校。
NIE実践校は協議会や新聞協会から購読料の補助を受け、授業で新聞を活用する。
総会には教育関係者や新聞社、通信社から会員14人が出席。阿部昇会長(秋田大大学院教育学研究科特別教授)が、「新しい学習指導要領で見方や考え方を育てることが重要視されており、新聞はその絶好の教材。秋田県でNIEの取り組みをさらに広げていきたい」などとあいさつした。
本年度の事業計画では、▽8月1、2日に宇都宮市で開かれるNIE全国大会への実践校教員の派遣▽教員向けの「NIE研究会」の開催▽教員らによる自主的な会合「NIE学習会」の支援―などを行うことを決めた。
役員改選では阿部会長を再任した。任期は1年。
19年度の実践校は次の通り。
【県NIE推進協議会枠】大曲高(大仙市)、釈迦内小(大館市)、五城目第一中(五城目町)、岩城小(由利本荘市)、羽後中(羽後町)
【日本新聞協会枠】豊川小(大仙市)、美郷中(美郷町)、平鹿中、浅舞小(以上横手市)、能代第一中、渟城西小(以上能代市)、金足西小(秋田市)