大館市の大館東中学校(小林寿校長、388人)は17日、朝の授業前に、新聞を読んで感想をまとめる取り組みを始めた。新聞で視野を広げ、思考力や表現力を高める狙い。全校生徒が当日の秋田魁新報に約15分間目を通し、関心を持った記事の感想を5分ほどでまとめ、読み上げた。来月まであと6回行う。
2年A組では、学校のいじめ対策の記事に着目した生徒が「いじめている人だけでなく、『傍観者』も当事者意識を持たなくてはいけないと改めて感じた」と発表。消費増税の記事を取り上げた生徒は「店内飲食と持ち帰りで税率が違うのは分かりづらい。改善してほしい」と主張した。
片岡将武さん(2年)は「新聞は普段あまり手に取らないが、面白かった。これを機に読んでみたい」と話した。