注目記事基に活発議論 横手市、中学生と社会人が交流

新聞記事を基に意見交換した中学生と社会人の交流会

 横手市内の中学生と社会人の新聞活用交流会が26日、同市のベッチモントyokoteで開かれ、参加者が注目した記事を基に意見を交わした。思考力向上を目的に横手青年会議所が初めて企画した。

 中学生13人と会議所の13人が6班をつくり、秋田魁新報の紙面から気になった記事を一つ選択。参加者がそれぞれ自分の考えをまとめた。

 増田高校の生徒がリンゴ農家を応援しようと、リンゴのオリジナルパンを開発した記事を選んだ班は「地産地消につながる」「老若男女が関われば新しい価値を生み出すきっかけになる」と記した。秋田市に古民家を改修したカフェが開業した記事を取り上げた班は、空き家を活用した点に着目し、「横手市でも参考になる」などとまとめた。

 参加した地主雪馬さん(横手北中2年)は「社会人の意見を聞いて、いろいろな考え方があると感じた。秋田について話し合い、地元のために活動していきたいと思った」と話した。

(2019/10/29 秋田魁新報掲載)