県高校文化連盟新聞部会主催の第24回県高校新聞コンクールの審査会が28日、秋田市の秋田魁新報社で開かれ、秋田西の「秋田西高新聞」が最優秀賞に選ばれた。優秀賞は金足農の「金農高新聞」と横手の「あをくも」。3校は高知県で来夏開催される全国高校総合文化祭に本県代表として参加する予定。
14校の新聞部や出版委員会などが昨年10月~今年9月発行した計14点を元高校新聞部顧問、新聞部会常任委員会メンバーら11人が審査。「身近なところに題材を得て社会とつながる問題意識が見えるか」などを基準に精査した。
最優秀賞の「秋田西高新聞」は、秋田市新屋を国が配備候補地としている地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の問題を特集。秋田魁新報社記者や自民党県議、牧師に精力的に取材、多様な視点からこの問題に迫ったことなどが高く評価された。
優秀賞の「金農高新聞」は食品ロス問題を国内外のさまざまな取り組み、アンケートを通じて浮き彫りにしたほか、同じく優秀賞の「あをくも」は、生徒が普段立ち入ることができない校内の「開かずの扉」など7カ所を3ページにわたり紹介したことが評価された。
表彰式は、11月19日に秋田市のカレッジプラザで開く県高文連新聞部会の高校新聞研修会で行う。
最優秀賞、優秀賞以外の結果は次の通り。
▽優良賞=新屋「新屋高新聞」▽企画賞=秋田西▽割付賞=同▽論説賞=能代「校友時報」▽奨励賞=大館鳳鳴「大館鳳鳴高校新聞」、六郷「さゝたけ」