日本新聞協会は9日、家族や友人と新聞記事を読んで話し合った感想をまとめる第15回「いっしょに読もう!新聞コンクール」の審査結果を発表した。本県からは、新聞活用に特に熱心に取り組んだ学校を表彰する「優秀学校賞」に横手市の横手明峰中学校が選ばれた。同校の同賞受賞は5年連続5度目。
このほか、新聞活用に意欲的に取り組んだ学校に贈る「学校奨励賞」に大仙市の大曲高校が選ばれた。作品では高校生部門で柴田かん菜さん(大曲高2年)、中学生部門で藤田陽愛さん(横手明峰中2年)が、それぞれ奨励賞となった。
優秀学校賞に選ばれた横手明峰中は、新聞コラムを書き写して感想をまとめる「清冽シート」や、各教科担任が教科ごとに新聞記事を紹介する「教科DE NIE」、生徒による投稿など、日頃から積極的に新聞を活用している点が評価された。コンクールには、ほぼ全校の生徒が取り組んでいる。
コンクールは小中学生と高校生らが対象。国内外から6万1576点、うち本県からは652点の応募があった。作品審査では最優秀賞3点、優秀賞30点、奨励賞120点を選出したほか、小中学校・高校など応募のあった計481校の中から優秀学校賞15校、学校奨励賞190校を選んだ。