秋田市明徳小学校で新聞教室 記者相手に取材体験

紙面の特徴や記者の仕事について理解を深めた新聞教室

 秋田魁新報社の新聞教室が16日、秋田市の明徳小学校(加賀一幸校長)で開かれ、6年生39人が本紙記者から、紙面の特徴や新聞記者の仕事について学んだ。

 教室は、地域の未来と自分たちの将来について考える「ちあき学習(総合的な学習の時間)」の一環。秋田魁新報社運動部の進藤麻斗記者(29)が、政治や経済、事件、地域の話題など、新聞にはさまざまなジャンルの記事が掲載されていることを紹介。スポーツ報道を中心に、記者の一日の動きについても説明した。

 小さい頃に野球少年だったという進藤記者は今夏、甲子園で高校野球を取材したことに触れ、「記者という形で甲子園への夢がかなった」と述べ、「皆さんも今のうちから好きなことを見つけ、たくさんチャレンジしてほしい」とアドバイスした。児童は真剣な目で話を聞き、メモを取った。

 6年生は進藤記者を相手に模擬会見を実施。「どうして魁に入ったのですか」「読んでもらうための工夫は?」などと質問。進藤記者は一人一人に丁寧に答えた上で、「新聞は自分の興味を広げてくれる宝箱。新聞とニュースを通してもっと社会に関心を持とう」と呼びかけた。

 三瓶はる乃さんは「進藤記者が自分の夢を別の形でかなえたのがすごいと思った。私も好きなことを伸ばしていきたい」と話した。

(2024/12/17 秋田魁新報掲載)