仙北・西明寺中で新聞教室 1、2年生が意見文の書き方学ぶ

記事や投稿を参考に意見文の書き方を学ぶ西明寺中の生徒
記事や投稿を参考に意見文の書き方を学ぶ西明寺中の生徒

 秋田魁新報社の新聞教室が14日、仙北市の西明寺中学校で開かれた。1、2年生計約40人が新聞記事などを参考に意見文の書き方を学んだ。

 教室は国語の授業の一環で、適切な根拠に基づき文章を構成する力を養うのが狙い。同社NIE・読者交流部の担当者が、秋田魁新報の記事や投稿文を例に、読みやすく説得力のある文章の特徴について説明した。

 生徒たちは、結論や意見を冒頭で記し、続いて理由や根拠を示す「説明的な文章」を学習。ニュース原稿もリード文に出来事のあらましを記す「説明的な文章」の一つだとの説明を受け、秋田魁新報の紙面を開いて記事を一つ一つ確認していた。

 続いて担当者が「高齢ドライバーの免許返納」をテーマに例文を紹介。「新聞など信頼性の高い情報源を活用する」「根拠を明確にし具体例を添える」「難しいことを平易な表現で伝える」などとアドバイスすると、生徒たちは真剣な表情でメモを取っていた。

 1、2年生は来月、校内の実力テストで作文問題に挑戦する予定。1年生の畠山芽依さんは「記事や意見文の文章構成についてよく理解できた。今日学んだことを役立てたい」と話した。

(2025/02/16 秋田魁新報掲載)