意見文を書いてみよう 西明寺中(仙北)で新聞教室

記事や投稿を参考に意見文の書き方を学ぶ西明寺中の生徒

 秋田魁新報社の新聞教室が9日、仙北市の西明寺中学校で開かれた。1、2年生計43人が本紙の記事や投稿を参考に、意見文の書き方を学んだ。

 教室は国語の授業の一環で、適切な根拠に基づき文章を構成する力を養うのが狙い。同社NIE・読者交流部の担当者が、本紙記事を例に読みやすい文章の特徴を説明した。

 生徒たちはまずテーマとなる事実や自らの意見を記し、その後に根拠を示して意見を裏付ける「説明的文章」の書き方を学習。本紙記事のほか「声の十字路」欄の投稿を参考に、説得力が増す文章構成について理解を深めた。

 担当者が「新聞など信頼できる媒体から情報を集め、知識を深めておくことが必要」「言いたいことは一つに絞って書く」「誰でもすぐに分かる平易な言葉を使う」などとアドバイスすると、生徒たちは真剣にメモを取っていた。

 1、2年生は今後、本紙の記事などからテーマを選んで意見文を書き、「声の十字路」欄に投稿する予定。2年生の原雪乃さんは「これまで感想文などを書く時に文章構成を強く意識していなかったので、今日学んだことを心がけて投稿に挑戦したい」と話した。

(2024/02/10 秋田魁新報掲載)