
秋田魁新報から気になる記事を切り抜いて作品を作る「第17回新聞きりぬきコンクール」(秋田魁新報社主催、DICグラフィックス共催)の入賞作品展が24日、秋田市のさきがけホールで始まった。12月7日まで。
展示作品は▽小学校4年生以下▽小学校高学年▽中学生▽高校生・一般▽特別支援教育の各部門の最優秀賞、優秀賞、佳作の計32点。今回のコンクールには計108点の応募があり、戦後80年やコメ不足、クマによる被害のほか、秋田の祭りや地域活性化など幅広いテーマの作品が集まった。
小学校高学年の部で最優秀賞に輝いた澤井仁さん(朝倉小6年)の作品は、戦後80年がテーマ。戦争を伝える記事と平和について考える記事を、背景色を分けて配置するなど、デザインやレイアウトの工夫で読みやすく仕上げた。
会場には受賞者が家族と共に訪れ、作品をじっくりと鑑賞したり、記念写真を撮ったりしていた。小学校4年生以下の部で、大阪・関西万博をテーマにした作品が佳作に選ばれた太田芽羽さん(秋大付小4年)は「万博に行って楽しかったので、その魅力が伝わるように心がけた。他の入賞作を参考にしながら、来年もまた挑戦したい」と語った。